イスタンブール・06

イスタンブール、おまけ

肝心のビエンナーレのことをさわりだけ書きます。
第9回である今年のコンセプトは「Istanbul」。
東西の出会う場所というイマージナルな意味でのイスタンブールと、現存する街として様々な問題を抱えたまま変化のただ中にあるイスタンブール両方の意味からだそうで、それゆえ出品作家のセレクションは、イスタンブールに意識的に留まり現代美術を制作するイスタンブール在住作家を中心に、そういう観点をもって制作をしているイスタンブール在外、または外国人作家数名が選ばれています。
キュレイターはCharles EscheとVasif Kortun両氏。 Charles Escheは昨年までのライクスのアドヴァイザーです。
前述のこともあって、いわゆる国際展でよく見られるような、作家の名前やブランドを感じさせる、よくいえば洗練された、悪くいえばスリリングでない現代美術作品、というものは少なかったです。無記名の未完成っぽい、でもこの混沌のなかで独自に居場所を探そうとしているかんじの好感の持てる作品が多く、私はとても楽しめました。

中にはその未完成っぽく見えるところを「スクールショーみたい」と評する人もいましたが、各作品ともその必然性を持っているため作品として成立して見えたし、スクールショーには見えなかったけどなあ〜。
あと戦争や大量消費への批判がダイレクトに表現されている作品も多かったので、「アートとしての、あるビジョンをもっと見たい」と言う人もいました。
私はそのビジョンそのものへの不信感をも含めて見せているショーだと思ったのでそこは不満に思いませんでした。

http://www.iksv.org/bienal/
気になった作家の名を挙げたいのですが、カタログが今手元にないので後日アップします。

ちなみにこのビエンナーレ、ライクスの1年目、エジプト人のHala Elkoussyちゃんも出品作家の一人です。ワオー!

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このページは、tomokoが2005年10月19日 02:33に書いたブログ記事です。

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