仕事のこと

レジデンス1年5ヶ月と15日目

突然ですがふと思い出したことを書きます。

去年木こりについて調べた時、といってもググっていくつか文章を読んだり画像を見たりするだけですが、日本の若い世代の木こりのグループのリーダー、彼は木こりについていろんな場所でレクチャーをしたりしているそうです、が誰か(確か文化人)との対談のページを見つけて読んでいました。そのリーダーは若いのになかなかしっかりした人のようでした。

まず印象に残っているのは、「木こりは山に入ってすぐ木を切ったりしない。まず湯を沸かし、お茶を入れ、一息ついて、切ろうかなと思った時に始める」と言っていたことです。

その若い木こりのリーダーの人は「山の木を切るなと簡単に人は言うが、今現在ある山はもう、人が手を入れないと生きられない」と言っていました。ただ、山と人が共存するためには計画的に切っていくことが重要、とも言っていました。

それを読んだ時わたしは何だかペインティングみたいだ、と思いました。
ペインティングは重ねるだけのものではないです。混沌とした要素の中からあるものを切りとり、物質として残す、混在する要素を整理し見えるものにする、その整理の基準は、それぞれの要素を分かりやすくし協力させ合うこと、にあり、そのことでひとつの表面があらわれます。そうやって作られたレイヤーはペインティングだと感じます。

そしてそう言う種類の仕事をする際には、スタジオに入ってすぐ仕事をしたりしない、湯を沸かしてお茶を入れて飲む、そういうことがとても大事だと最近感じます。

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このページは、tomokoが2006年6月28日 20:45に書いたブログ記事です。

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