レジデンス1年6ヶ月と20日目
この日記の、英訳ページをつくることになりました。いま準備中です。
ことの始めは、今年始めにアドヴァイザーのAnsuyaと話していた時です。
作品を作るときの私のビジョンの得方とタイトルの関係や、あとその頃は、自分の持っていた制作のプロセス自体から見直そうとしていて、その過程で出来てくる、自分にとってもどう位置づけていいか分からない作品が着々と増えてきていたこと、またいくつかの立体作品を「(絵画制作の準備という意味での)ドローイング」と執拗に言い張るその姿に、その根底には言語の問題があるとにらんだAnsuyaが、「トモコ、日本語でもいいから何か小さなテキストを書いたてみら?」と薦めてきました。
Ansuyaがいう意味でのテキストかどうかは怪しかったけど、「もう書いてる。web日記だけど。ドローイング(この場合は文字通りの意味でのドローイング)と一緒に。」と答えると、私が英語を苦手なのを知っているAnsuyaが「それはナイスだわ! 翻訳者を雇って英訳してみたらどう?」といいます。
翻訳者と仕事かあ・・面白いアイデアだけど・・と、まあ日本語の分からない読者にはドローイングと、時折混ざる名詞だけ見てもらえばいいやと思っていたこともあり、そのまま放っておいていたところ5月ごろ、またAnsuyaが今度は「ユカに頼んでみたら?」といいます。
ゆかちゃんとは、同期の小泉明朗君の奥様で英米文学の研究者でもあり、個人的に親交があったり、好きな本が同じだったりという背景もあったので、「ゆかちゃんと仕事するなら面白いかもしれない」と思い、ゆかちゃんに打診してみて、英訳プロジェクトをやってみることにしました。プロジェクト費はライクスから補助がもらえました。
Arttraceでweb管理をしている高木秀典君の協力もあり、動き出したのは6月のこと。
そしていまは8月。
ぼちぼち出来上がってきた英訳文に今日初めて目を通し、一番最初に思ったことは、「ギャハハ、恥ずぅ(かしい)!!」です。「この、英語でしゃべってる人は誰??!!」って。
でも読んでるうちにこの英語でしゃべってる(書いてる)トモコという人物にも慣れてきました。
今では英語で読める日を楽しみにしてます。
難しいことは書いてないし、英語の勉強を始めたいわなんて人にも面白いんじゃないかと思います。