ハロウィンみたいな日(St. Maarten という)

2009年11月12日

昨晩、11月11日の夜というのはオランダでハロウィンのような行事が行われます(St. Maartenというそうです)。
夜、近所の子供たちがグループで、提灯を持ち、近所の家にお菓子をもらいに練り歩きます。

初めてオランダに来て初めてこれに遭遇した時は驚きました。そんな行事知らなかったし日本でもハロウィンはメジャーじゃなかったし家に1人でいた時だったしでハテナの嵐。
その時は住んでいたマンション内を練り歩くだけだったためか付き添いの大人もおらず、子供はもちろん英語を話さないし、子供が何か叫びながら袋にたまったお菓子を見せるので何となく分かり、といってもお菓子の買い置きは無く、袋の開いたおせんべいかなにかをあわててあげたと思います。

そして5年目の今。私は毎年この日を忘れていて、毎年あわてるはめになり、昨晩もやっぱりお菓子の買い置きがなく、家に一人でいたときにドアベルが鳴り、子供たちが「Trick or Treat!!」的な事をオランダ語で歌っていました。

ああ!!今年も忘れてた!!でも何かあげなくては!!と台所に走り、冷蔵庫も戸棚もパン入れも引っ掻き回したけれどあげられそうなものは何もない。。仕方なしに手持ちの食物の中で一番甘かろうと思われるトウモロコシ(生)2本パック、をつかんで「ごめんね〜〜今これしかなくて・・」と玄関に出て行くと子供たちは無言でしたが付き添いの大人たちが笑って「ウフフ、ありがとう」とトウモロコシを受け取って去って行きました。

ああ。来年こそはお菓子の買い置きをしよう。まずは忘れないように手帳に印をしておこう。と手帳をあけたところでまたドアベルが鳴りました。トウモロコシはNGだったか?!と思いながらドアを開けると今度は別の子供グループが「Trick or Treat!!」的な歌をうたって立っていました。そう、この辺は子供が多かったのです。

今度こそもうない!何もない!万事休す!とおもったところで目に入ったものは、マントルピースの上に飾ってあった、友人(在ロンドンのY)のくれた光るポケモンシール。「お菓子じゃないけど良し!」と思い、やはり「ごめんね〜〜今これしかなくて・・」と言いながら渡すと、子供は「え?これもあり?」というかんじで大人の顔を見、大人は「これもナイスだから良いよ」といい、そういうことで去って行きました。

部屋に戻ると別の棚に飾ってあったマシマロでできたチョウチョが目に入り、「何だ、お菓子あったじゃん・・次がきたらこれしかない・・(でもイワンにお祝いにもらったやつだから食べたかった)・・」とおもいながら神妙に待っていたけど次はきませんでした。

来年こそはちゃんとお菓子を買い置いて子供たちを迎えたいと思います。

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このページは、tomokoが2009年11月13日 05:04に書いたブログ記事です。

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