
「Nothing too late」(何も遅すぎることはない) というのは、以前、Nicoline(二コリーン)が私に言った言葉である。彼女はとくになにか重大なことを伝えるとかそんなふうではなく、ただ話の途中にはさまっていた言葉だった。私はのちにそれを思い出してその言葉を書いておこうと思ってドローイングにした。でも直接、ダイレクトにその言葉を紙に書くことははしなくて、というのはそのときその言葉は私の言葉ではなかったから。
あとから思えばとても多義的な感じの言葉でもあった。
それで紙と言葉の間にジャガイモを置いた。
その言葉はジャガイモの上に爪で彫られたような言葉だった。
